インナーケア・腸活のススメ(4)気軽にできる12時間ファスティング(断食)

こんにちは、医師の西嶌暁生です。

人生100年時代と呼ばれる社会の中で、「笑顔で自分らしく、活き活きと自立して生きる」ために不可欠な「健康」。時間・労力・コストをかけることなく、在宅でも手軽に始められる「健康・美容増進のコツ」を毎週金曜日にお伝えします。

本日は、インナーケアに必要な「腸活」の第4回として、しっかり排泄できるようにする方法のひとつファスティング(断食)についてお伝えしたいと思います。

胃腸を休ませ、代謝に関わる肝臓や腎臓の機能を高めるファスティング(断食)とは

毒素や老廃物の約75%は便から排出されます。しっかり排泄できるようにする方法のひとつが「ファスティング(断食)」。

一定の期間、食物を体内に入れないことで、日ごろ消化活動で酷使している胃腸を休ませ、代謝に関わる肝臓や腎臓の機能を高めることができます。

その結果、便も尿もしっかり排泄させることができるのです。

ファスティングにはいろいろなやり方があり、なかには数週間にわたって厳格に行うものも。

気軽にできる12時間ファスティング(断食)がおすすめです

しかし、私がおすすめしたいのは「12時間ほど固形物を摂らない」という比較的気軽にできる方法です。

固形物さえ食べなければ、水は気にせず摂ってOK。もちろん、アルコールは控えてくださいね。

できれば、定期的にデトックスを行えるよう、週に一度は実践したいところです。

おすすめは、夕食を早めにすませて次の朝食まで何も食べず、約12時間の間隔をあけること。

「同じ半日あけるなら、朝食を抜いてもよいのでは?」と思われるかもしれませんが、ファスティング中は空腹感が気になったり、頭がぼんやりしたりする可能性があります。

日中に会議やハードワークを予定している会社勤めの人など、万が一でも仕事に支障をきたさないよう、あとは寝るだけというタイミングの食事を抜くことを推奨しています。

私も日中に手術を控えている日などは、朝食はしっかり摂るように心がけています。

私の体感では、ファスティングの翌日は体が軽く、非常に調子がいいですね。子供とも元気よく遊べますし、思考がクリアになって仕事もはかどります。

投稿者プロフィール

西嶌 暁生
西嶌 暁生
医学博士、形成外科専門医。株式会社ZAI 代表取締役社長

2013年より筑波大学の形成外科で、創傷治癒、外傷、再建、美容外科及び美容皮膚科を専門とする臨床医として従事。その後、「恵比寿形成外科・美容クリニック」の副院長を経て、2023年7月に「恵比寿こもれびクリニック」を開院。肌細胞の再生をキーワードに、美と健康のパーソナルドクターとしてオーダーメイド医療を提供している。

【資格】:医師、医学博士、形成外科専門医、認定産業医、MBA、JDLA認定E資格
【専門】:形成外科、美容外科、きず跡修正、医療レーザー(シミ、シワ、たるみ)、目周りの手術、フェイスリフト、脂肪吸引、メンズ美容、医療AI

《著書》
だから夫は35歳で嫌われる メンズスキンケアのススメ 光文社
「無駄なケアをやめる」から始める美肌スキンケアの新常識大全 宝島社

《メディア》
夕刊フジ「50歳からでも遅くはない 誰でもできる男のアンチエイジング術」毎週月曜日に連載中
オレンジページ、美的、女性セブン、CanCam等
フジテレビ「ポップUP!」出演
bayfm「MOTIVE!」出演

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